うちの中の野猫にっき

３月１９日に、ワカバさん流血！

２回目の爪切り。

■小太郎君の肉球・外で暮らしていた肉球は皮が分厚いですにゃ。

■小町ちゃんの肉球は…黒豆です(笑

■チロちゃんのお腹確認～おお！だいぶキレイになってきたね♪

■シッポも毛が戻ってきてるよ！

とまぁ、ここまでは良かったんですが…。
ここでふたりとも油断しちゃったんですにゃ^^;

今回は３頭とも結構簡単に捕まったし。
んで、スムーズに爪切りできて。

チロちゃんも温和しくてよい子だったのね。
だからお腹調べたり、調子に乗って見てたら
…
ワカバさんの左手の小指をガブリ！
あわわ。。。
大急ぎで流水で洗って、消毒して。
噛まれ慣れているワカバさん(笑
腫れたのが１日だけでよかったわ。

やっぱり、チロちゃんは油断大敵(>_<)

■チロちゃんもハンモック、気に入ったよ。ってか

■日向ぼっこ、好きなチロちゃん

■リセット状態の小太郎^^;

■横顔も美人！小町

■小町のドアップ！アイラインが印象的です！

チロちゃん、脱走する！

３月１７日、帰宅するとケージの中にチロちゃんがいない！
がぁ～～～～ん。チロちゃん！どこに？！
っても、閉めきった部屋の中から外に出るわけはないんだけど…

いたぁ！
キャットツリーの中段のトンネルの中で、とってもくつろいでいるチロちゃん発見！

■やっぱり、ノビノビはいいにゃぁ～って感じ？チロちゃん

ケージの扉、ちゃんと鍵がかかってなかったのね^^;
焦ったわ。

■相変わらず、朝晩、ネズミさんトントンをします(^o^)

■小町にゃんは、かなり気に入ってる様子

■朝晩、ちゃんと手からご飯も食べてくれるしぃ（うふっ

■でもねぇ～～小太郎は…
この頃から小太郎の名前が変化。

新しい呼び名は“リセット小太郎”くん。
リセットとはご存じの通り、PCの初期化。
そ～なんです。
小太郎は、見事に初期化される。それも、見事に一瞬のうちに！

手からご飯を食べている。
んで、なくなったら、お皿からすくってまた小太郎の鼻先に…
すると、シャー！パッ！

今食べてたでしょ！
あたしが、あなたに何をした？（笑
って、感じ。

んで、何回か鼻先にご飯を擦りつけてると、
「あぁ～。ご飯だ」ってな感じでまた食べ出すんだけどさぁ。

小太郎の頭の中を見てみたいものだぁ。
まぁ、そんなにすぐに慣れるとは思ってないけどさぁ、
一連の動作の流れくらいは覚えて欲しいわけよ(笑

つづく…

３月５日 小町の舌はやわらかぁ～～（＾ｏ＾）

ワカバさんのおかげでスプーンで食べてくれるようになったので、これを朝晩の習慣に。

でもね…
チロちゃんはだめなのよ。
絶対に食べようとしない。
それと、しずかぁ～な顔をしていて、いきなり噛みつく、ってのがやっぱり私の中に引っかかります。
チロちゃんと仲良くなるのは、もっと時間をかけなければ。
と思うので、チロちゃんはあまり刺激しないことに。

■チロちゃんは薬入りの食事です。

野猫を保護するタイミングって、とっても小さな子猫か、大きくなっていても少しは人に慣れている、または、人を追っかけてくるような場合が多いのではないでしょうか？

小町たちのように、野にいても健康で自分で何とか生きていける、人と馴染んでいない、ある程度以上大きくなっている猫を保護するって事。
多分あまりないでしょうね。

今回は、すべて私のエゴで^^;
小町に一方的に惚れてしまったコレクターに“拉致監禁”されてしまったわけで。
※これ、野猫が相手でなかったら、完全に犯罪ですな（とほほ

生後２～３ヶ月までに保護されていたら、ホントはもっと早く人との生活に馴染むと思うんですね。
または大きな猫でも、人対猫が１対１の場合だと、もっと馴染むのが早いかも知れない。
もちろん、その猫の個性・性質に左右されることは大きいでしょうが。

うちの場合は、私は仕事でいない時間が多いし、その他大勢のにゃんｚがゴロゴロ。
この頃はこにゃんｚもいたしねぇ（笑

保護したのですから、本音を言えば、彼らが私のことを好きになってくれて、膝に飛び乗ってくれるのは無理でも、足元にすり寄って「このおばちゃんは私の縄張りよ」って印し付けしてくれる程度に近づきたい。
でもね～。
チロちゃんのように非常に頑固で、自分の世界を作り上げている子、小町たちのように筋金入りの野猫生活を三毛かーさんからたたき込まれている猫さんの場合は…。

小町たちのような大人の野猫を保護したワカバさんの知り合いの猫さんは、完全に馴染むのに７年かかった！とか。
その話を聞いて、「うん。じゃ、７年がんばるか！」ってな、感じ(笑

とは、いえ。
思いこんだら、人のエネルギーってすごいんですよ！
特に私の場合、思いこみが強いからねぇ～（笑

なんか、最初から小町とは仲良くなれる！
小町とは通じるものがある！って。
こいつは、私を傷つけない。なんて(笑

だから思い切って、掌にご飯を乗せて小町の前に…
■おぅ！小町、食べてくれるジャン！

■(勝手な私の心の声）「かぁ～ちゃん、おいちいよ！」

■おいち、おいち♪
小町の舌は柔らかくてとっても気持ち良いのだ！

■上の段からのぞいている小太郎は～～？

食べてくれるまで、さんざんフ～シャ～パッ！を繰り返したけど(笑
■往生際が悪いけど、食べ出すと止まらない小太郎（うふふ
小太郎の舌はザラザラして、ちょっちイタッ。
んで、小太郎は怖いけど食べたい意識が強いので、掌に牙を立てるようにガブッ！と来るので、結構冷や汗^^;


つづく…

３月５日 １回目の爪切り

ケージの１段目から上に行けないように、スノコを置きます。
■ベッドと使わなくなったジャケットで厳重にくるんで

捕まえて爪切りします。
ケージの中だと、まだ捕まえやすいのです。

■チロちゃんの痛々しいお腹を確認

■ピンピンにとんがった小町のツメ

■小町の避妊手術跡を確認：とってもキレイ！

■爪切りが終わって…不信感の固まりの小町と小太郎

アメとムチ、ではないけど、イヤなことをした後はご機嫌を取っておかないとね。
とは云っても、相手はワカバさん。
簡単にご馳走をくれませんぞ！
手から食べてもらうのは、まだまだ難しいかも知れないので、まずはスプーンから作戦。
スプーンにしても、竿の先には人の手があるわけで。
猫にしてみたら、人の手につながっているものを食べるって、かなり勇気が必要なんでしょうね。

■困ったような…でも断固拒否してる小町

■パシッ！手で払い落として食べようとする小太郎


さんざん、口元にスプーンに乗せた缶詰を運び…運び…
■やっぱ、食べ物には弱い小太郎

■むしゃむしゃ

■ペロペロ

■うまうま

■スプーンまで囓るな！


一度食べてしまうと、後は簡単にお代わりしてくれるんですにゃ(^o^)

でも、小町は一筋縄ではいかないよぉ～～^^;
■食べたいケドォ…見てみないふり！

■見ない！見ない！見ない！

■じれてきて、まず出たのは手

■やったぁ！食べた！小町が食べた！

■一度口をつけたら…やっぱり美味しいにゃ！

■うまうま♪


小町が食べてくれるようになるまで約１時間半。
ワカバさんはずっ～～っと、つま先立ちでケージ中にスプーンを突っ込んで、根気よく、根気よく。。。
ほんとにすごいよ！ワカバさん！脱帽！

爪切りして、スプーンから食べてくれるようになって。少しだけ…小町たちに近づいたかな？？？

■もうないの？とのぞきに来る小太郎

■隣のPCルームから興味津々でのぞいているTOTORO

２月２６日(日）ワカバさん、来てくれる

これ以降しばらくは毎週のように、その後は１ヶ月に１回ワカバさんが、我が家に通ってくれている。
最初の頃は、小町・小太郎の様子を見るため、それから、月１回爪切りをするために。

入院中も、毎週末来てくれていたし…。
ホントに何から何まで、お世話になりっぱなし。
改めて、ありがとうございます！

室内で生活する＝小町たち自身を守るため、そしてこれから一緒になる先住猫を守るために、爪切りだけは欠かせない儀式。
ストレスをかけることはわかっていても定期的に爪切りを続ける必要があるとワカバさんも私も考えている。

私は、小町たちに悪印象を与えるわけにはいかない。
彼らにとっては、人が近寄ってくる・人に触られるってことがまずは大の恐怖！
押さえつけられて、身動きできなくされて、爪を切られるなんて、頭から湯気が出るほどの怒りと恐怖で満タン気分だろう。

だから、ワカバさんが１頭ずつをケージの隅に追いつめて、上から分厚い布をかけてぎゅっとつかんで、顔を隠した状態で押さえていてくれる間に、私はさっさと彼らの爪を切る。
もしかしたら、引っ掻かれたり噛みつかれるかもっていう危険とも隣り合わせ（実際、２回目の爪切りの時にワカバさん流血^^;

私は、彼らから少しでも「安全な人」と印象を持ってもらわなければいけないので、すごく『良い役回り』…。
すまん。ワカバさん。

チロちゃんは、最初大きめの１階ケージに入れていたけど、元々があまり動かないチロちゃん。これ以上動かないのは健康的に良くないね、ってことで、急遽３階建てのケージを購入して、３階建てを小町・小太郎に。２階建てをチロちゃんに。
と、爪切りが済んだ後、お引っ越し。

ケージの中にいるときは、まだ捕まえやすいけどね。
外に出してからは、捕まえるのが（苦笑い…この話は後ほど

TOTORO君の辛い状態は変わらず。
ステロイドとと抗生物質と毎日の輸液。
１日の中でコロコロと体調が変化する。
少し気分が良くなると日向ぼっこに、ひょこひょこ出てくる。
■痩せて、痩せて頭だけの大きさになってしまったTOTORO君

TOTOROは、生まれつき非常に友好的な猫。
新しい子が来ても、なぁんにも気にしない。
３頭が入っているケージを外から興味深げにのぞき込む。
ケージの角っこにスリスリしながら自分のニオイを付けて回る。
調子がよいと、ケージの外からみんなが食べている缶詰に手を入れて食べようとするくらい。
新人３頭は、手が入ってくると「シャ～」と警戒信号を発しながら引く。
でも、TOTOROは全然お構いなし(笑。

３頭、こいつは何モンだ？！って思っただろうね(笑
どう見てもじ～さん猫で、こんなのがウロウロしてるこの場所は、いったいどこなんだろう？
もしかしたら、すごく安全な場所かな？
って思ってくれたかな？

たまに１階に置いてあるトイレを掃除していると、そのスキにTOTOROがケージの中に入ってしまうことも。
上の階から見下ろしている小町・小太郎。
TOTOROのこと、どんな風に見ていたんだろうね？

■日向ぼっこしてるチロちゃん・ホントに不思議なキレイなアイカラー

■ネズミさんトントンは、毎朝・毎晩の日課
小太郎も徐々に気持ちいい？かも？

■小町は、かなり気に入った様子（？）

野猫と仲良くなる作戦

まだまだ小町たちを触ることはぜんぜん不可能（変な日本語・笑。
なので、遠隔で触ることに(笑
ネズミが先っちょにくっついているおもちゃを、

長い棒の先につけてケージの外から、ツンツンしたり、パシパシしたり。
最初は怖がっていた２頭だけど、徐々に気持ち良いかも？って顔に。

■小町の隠された魅力－その１．肉球が黒い！んで、シミみたいな黒ポチが無数に

■小町の隠された魅力-その２．顎に黒丸
■小町の隠された魅力－その３．前脚にも黒ポチ

■小太郎の左目の上瞼、少しふくらんでるでしょ。
彼、少しイヤな事が重なるとすぐこうなります^^;

■小太郎のパッ！はすんげぇ迫力（こわぁ～

■チロちゃん、ご飯いのち！

■チロちゃんのシッポの裏が撮れた。
ハゲハゲでしょ。このハゲハゲは、お腹全体につながってます。
ハゲハゲで、赤いブツブツがいっぱいで痛々しいです。

毎日写真撮りまくり(笑

シャッター音は結構平気なのね。
外にいるときもワカバさんがパシャパシャやってたし（笑

病院にも毎回カメラ持ち込んで、家に来てからは毎日撮ってる(好きだね～～

そういえば、病院では２頭、離されていたでしょ。
家に来て一緒にしたら、最初に小太郎が取った行動は…。

小町の上にのっかっていきなりマウントを始めました！
ぎゃ！やめてくれ～～小太郎！
手術は済んでるけど、君たち兄弟なんだしぃ。
ってか、目覚める前に手術したはずだったんだけど…。

３週間離れていたら、兄弟の意識がなくなったんだろうか？
マネごとだと思うケドォ。
やっぱり、野生の本能なんだな、と思いました。

例の作家のエッセーの問題、ネット上ではかなり取り上げるところが多いので、あっちこっちに飛び火しているみたいですね。

ブリーダーとして、１６年繁殖を見てきた立場からいわせていただければ、猫って子猫を生むたびに発情が強くなります。
子猫を生んだ後、すぐに子猫を離すと早ければ１週間程度で次の発情が来ます。
発情が起きるということは妊娠できるということ。
件の作家の猫は、年に何回出産しているのだろう？

このエッセーを読んで、最初に怒りが。
次に猫たちの健康状態が心配になりました。

この人は、「自分の猫は愛している」という内容のことを書いていると読めます。大切に思っている猫であれば、健康状態も心配にならないのでしょうか？

出産は母胎に大きな負担をかけます。
そんなこと、生ませたことがない人にだって簡単に想像できるでしょう？

出産は命がけなのです。
命がけで生んだ子猫をすぐに取り上げられて。
母猫のストレスは想像以上でしょう。

子供に愛情を感じるのは、人間だけではありません。
野生の動物の方が、よけいな意識(感情や周りへの配慮）がない分強いかも知れない。
オッパイが張っても、それを飲んでくれる子猫はいないのです。
オッパイを吸われることで、子宮は収縮し回復していきますが、その自然な母胎の回復サイクルすら行われない。。。

「野生の生を自然のままに」という意識があれば、子猫を生ませてその子猫を母猫に育てさせて、初めて成立するのです。

そんなことをつらつら考えいていると、また新たな怒りと、悲しみが。

外の野猫たちは、環境さえ許せば１年間で３～４回出産できちゃいます。
メス猫の発情は日照時間に影響されるので、だいたい１月後半から９月頃まで交配できます。オス猫はその気のメスがいたらいつでもOK！
一日８時間以上明るい状態だったら発情が来る、ということなので、室内で飼われている猫の場合は、１年中発情が起きることもあります。

タヒチの日照時間を調べていないので、いい加減な想像かも知れないけど。
なんとなく南国って、いつまでも陽が長い気がして…。

猫って、飼い主を選べない。
人間の子供も親を選べないケド。。。

私は自分が猫だったら、こんな風に飼われたいな、と想像して、猫に接するしかできない。。ケド。

■チロちゃん、本日もベッドがお気に入り♪

■少しキレイになってきたお顔

■小町のこの格好を…

■引いて撮影するとこの状態(笑）。ケージでくつろいでいる写真を撮ろうと思ったら、パニクった小太郎が小町の上に飛び乗った！

■もっと近寄ったらシャー！パッ！された^^;

■仲良し兄弟？ってか、小太郎は小町の陰に隠れたいだけ(笑

つづく…

２月２１日、我が家での２日目

今までは明かりが入らない部屋でステンレスケージに入っていたでしょ。
我が家の居間は陽が入って、ケージから外が見えるので、最初は怯えるかな～と思ったけど、案外この環境気に入ったみたいです。

このころ、本当にTOTOROはかわいそうな状態で。
部屋中で吐いたり、下痢をまき散らしたり、オシッコを漏らしたり。
朝、部屋の中を拭きまくって、仕事から帰ってくるとまた拭き掃除。
一番辛いのはTOTOROだとわかっているけど、私も結構しんどかった。

そうやって掃除をしている私を、３頭はケージの中から「何しとんじゃい」ってな感じで見ている。
私と目が合うと視線をそらしちゃうんだけど。
んで、近づくとシャ～！
もっと近づくと「パッ！」って、スゴイ勢いで威嚇！

人慣れした家猫との生活が長かったので、この「パッ！」は久しぶり(笑
顔の前でやられると口臭いし(笑
ツバキ飛んでくるし^^;
かなり迫力なので、怖いものがあります。
ケド、それに救われました。
あんまりにも、パッ！パッ！やられると、意味もなくおかしくちゃって。

TOTOROと辛い状況を乗り切ることができたのも、この３頭のおかげかも知れません。

■病院で下半身洗ってもらったので少しキレイになったチロちゃん

■いつ見ても寝ていて、ほとんど動かないチロちゃん(笑

■小太郎はストレスがかかると左目がおかしくなります

■小太郎くん、毛布に潜り込んで隠れているつもり

■これは、小太郎のウンチングスタイル（今もこの格好でやってます）
※効果あるかな～？と思ってフェリウェイを使ってます。でもあんまり効果はなかったかな？

■こっちは、小町。でも小町にゃん、今は普通に座ってウンチします

■ケージに吊したハンモックが気に入った小町

■小町ちゃん、ホントにかわいぃ～～♪

２月１９日 同居開始

不妊手術から１０日後。
小町・小太郎・チロちゃんは苅谷さんを退院して、我が家にお引っ越しと決まった。
手術時に再度、様々な検査を行っていただき、健康状態には全く問題がないお墨付きをいただいた♪

治療が必要ない以上、このまま病院にいるよりも、そろそろ我が家に移動して、私や他の猫たちになれる生活環境へ移った方が良いのでは？と、猫の行動学を研究されている内田院長のご助言をいただいたので。

チロちゃんのカイカイは、アレルギー検査の結果、ものすごい数値が出てノミアレルギーであることが判明。その他牛肉や数種類の蛋白質にも反応が出ていた。
疥癬は心配ないと思われたけど、一応念のため週１回、イベルメクチンを飲ませることに。
ノミアレルギーによる粟粒生皮膚炎がひどい状態なので、ステロイドと抗不安薬も毎日飲ませる必要がある。
退院前に再度レボリューションを滴下していただいて、我が家へ。

チロちゃんには１段の大きめのケージを。小町・小太郎には２段ケージを用意。
ケージの周りを布で覆い、しばらくの間はケージを置く居間に他の猫を入れないことにした。
ちょうどこの時期、TOTOROの状態がかなり悪化。
同じ１９日に避妊手術を行った螢とTOTOROは、居間に。
かなり喧嘩っ早い螢は普通の状態だったら、新人さんと同じ部屋に入ること自体無理だろうけど、術後でパラポナアンテナをつけている状態なので、新人さんたちのちょっかいを出す気力はなし(笑。

■コマッタ！舐められない螢ちゃん

■出す前にキャリーの前で缶詰のデモンストレーション

■病院では小町と小太郎は別々のケージに入れられていたが、一緒にすることに

■チロちゃん、ストレスか片眼がちょっと痛んでる

■少し大人っぽくなった小町にゃん

■ひたすら威嚇し続ける小太郎^^;


３頭はきちんとご飯を食べて、トイレも上手に使ってくれる。
病院でもちゃんとトイレを使っていた。
野猫でも、トイレを決まったところでする習性は最初からついているのかな？

ちなみに、３頭にここまででかかった費用は４０万以上。
これでも随分安くしていただいたのよ～～^^;

つづく…

２月１０日 不妊手術

平日は仕事があるので、週末しか面会に行けない。。。
もっと頻繁に行って、声をかけてあげたいけれど。

２月１０日、３頭の不妊手術とマイクロチップの埋め込み。
夕方、携帯に電話。
「小町ちゃんと小太郎君、無事に手術終わりましたよ。
チロちゃんは手術されていたのね。」
「えっ！お腹切っちゃったんですか？！」
「ううん。毛を剃ったら手術跡があったから、お腹は切ってないわよ。」

■チロちゃん、捕まえられて麻酔かけられて怒ってます^^;


あぁ～内田先生、ありがとうございます。

麻酔かけられて、お腹の毛は剃られたけど、チロちゃん。無駄にお腹切られなくて良かったです(^o^)

そ～～だったのかぁ。どうやら、チロちゃんの片耳が欠けているのは、どこかで捕まって手術されたときの印し、として切られたものらしい。

耳にピアスするとかは、聞いたことがあったけど、耳を切るのは知らなかった（認識不足）。
確かにね。
耳が切られていれば、それが人工的なものだとわかれば、手術済みの子、ってわかるのは理解できるけど。

でもね。
色々里子の面倒を見ておられる苅谷動物病院のスタッフでも、チロちゃんのこの耳を見て、この子は手術済みだね、と認識しなかったのだから、どこまで浸透しているのかな？って疑問。

マイクロチップが入っていてそれを照合しても、その子の最新の情報が入っているとは限らないから、確認のしようがない。
だからね。
耳を切る、しか、識別の方法がないのかも知れないんだけど。ね。
※ピアスは自分で取ってしまったりして、もっと悲惨なことになるらしい…
※入れ墨も、猫のカラーによってはわかりにくいし…

頭では理解できていても、現実、チロちゃんのいびつな片耳を見るとやるせなくなってしまう。
単なる、私の感傷ですケド。

■こっちも怒ってます：小太郎

■でもご飯は食べます♪

■小町もかなり怒ってます(>_<)

■でも缶詰は大好きです！



話が飛んでしまうけれど、８月１８日の日経新聞夕刊の「プロムナード」というエッセイ。
坂東眞砂子という直木賞も受賞した作家が書いた文章を目にした方も多いでしょう。
J-CASTニュース　

私はこの人の本をまだ読んだことがない。
この先も、絶対に読むことはないだろう。

内容をご存じない方のために、長くなるけれど、その記事をそのまま転載する。
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「子猫殺し」坂東眞砂子

　こんなことを書いたら、どんなに糾弾されるかわかっている。世の動物愛護家には、鬼畜のように罵倒されるだろう。動物愛護管理法に反するといわれるかもしれない。そんなこと承知で打ち明けるが、私は子猫を殺している。
　家の隣の崖の下がちょうど空地になっているので、生れ落ちるや、そこに放り投げるのである。タヒチ島の私の住んでいるあたりは、人家はまばらだ。草ぼうぼうの空地や山林が広がり、そこでは野良猫、野良犬、野鼠などの死骸がころころしている。子猫の死骸が増えたとて、人間の生活環境に被害は及ぼさない。自然に還るだけだ。
　子猫殺しを犯すに至ったのは、いろいろと考えた結果だ。
　私は猫を三匹飼っている。みんな雌だ。雄もいたが、家に居つかず、近所を徘徊して、やがていなくなった。残る三匹は、どれも赤ん坊の頃から育ててきた。当然、成長すると、盛りがついて、子を産む。タヒチでは野良猫はわんさかいる。これは犬も同様だが、血統書付きの犬猫ででもないと、もらってくれるところなんかない。
避妊手術を、まず考えた。しかし、どうも決心がつかない。獣の雌にとっての「生」とは、盛りのついた時にセックスして、子供を産むことではないか。その本質的な生を、人間の都合で奪いとっていいものだろうか。
　猫は幸せさ、うちの猫には愛情をもって接している。猫もそれに応えてくれる、という人もいるだろう。だが私は、猫が飼い主に甘える根元には、餌をもらえるからということがあると思う。生きるための手段だ。もし猫が言葉を話せるならば、避妊手術なんかされたくない、子を産みたいというだろう。
　飼い猫に避妊手術を施すことは、飼い主の責任だといわれている。しかし、それは飼い主の都合でもある。子猫が野良猫となると、人間の生活環境を害する。だから社会的責任として、育てられない子猫は、最初から生まないように手術する。私は、これに異を唱えるものではない。
　ただ、この問題に関しては、生まれてすぐの子猫を殺しても同じことだ。子種を殺すか、できた子を殺すかの差だ。避妊手術のほうが、殺しという厭なことに手を染めずにすむ。そして、この差の間には、親猫にとっての「生」の経験の有無、子猫にとっては、殺されるという悲劇が横たわっている。どっちがいいとか、悪いとか、いえるものではない。
　愛玩動物として獣を飼うこと自体が、人のわがままに根ざした行為なのだ。獣にとっての「生」とは、人間の干渉なく、自然の中で生きることだ。生き延びるために喰うとか、被害を及ぼされるから殺すといった生死に関わることでない限り、人が他の生き物の「生」にちょっかいを出すのは間違っている。人は神ではない。他の生き物の「生」に関して、正しいことなぞできるはずはない。どこかで矛盾や不合理が生じてくる。
　人は他の生き物に対して、避妊手術を行う権利などない。生まれた子を殺す権利もない。それでも、愛玩のために生き物を飼いたいならば、飼い主としては、自分のより納得できる道を選択するしかない。
　私は自分の育ててきた猫の「生」の充実を選び、社会に対する責任として子殺しを選択した。もちろん、それに伴う殺しの痛み、悲しみも引き受けてのことである。（作家）
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不妊手術を否定する人が多いことは知っている。
現実、本当に猫が言葉をしゃべれて、人間と同じ思考をするのであれば、それはとんでもないことだ。

では、自然に任せて子猫をどんどん生ませて、生まれたら処分することが「良い選択」なんだろうか？！

この人は、完全に話を取り違えてしまっているから、もう議論以前だけど(>_<)
自分の理屈の中で、自分をここまで正当化できたら【お見事！】としかいいようがない。呆れるね。

生まれてきてしまった命を自分の手で始末することと、生まれてこないようにすることは、次元が違う話。

『人が他の生き物の「生」にちょっかいを出すのは間違っている。』
と書きながら、避妊手術は拒否して、生まれた子猫を自分の手で殺しているなんて、言語道断！

『人は他の生き物に対して、避妊手術を行う権利などない。生まれた子を殺す権利もない。』
と書きながら、自分で手を下している。

この矛盾に気がつかないなんて。

避妊手術をしないで、自然のままに子を孕ませることが
『私は自分の育ててきた猫の「生」の充実を選び、社会に対する責任として子殺しを選択した。』に、どうつながるのか、この人の思考回路が理解できない。

この記事を読んで、あんまりにも憤慨しているので、かなり攻撃的な書き方になっております。お許しを。

不妊手術を行うことは、確かに人間の勝手。
家の中に閉じこめて飼うことも、人の勝手。
人の都合に合わせて、人との生活に都合がよいように、健康な猫の身体にメスを入れる。

でも、だからといって、生まれてしまった命を殺すことが、増えすぎて面倒が見られなくなって、人も猫も共倒れになってしまうことを、『自然』という言葉で片付けて欲しくない。

遠い遠い昔から、猫は人の側で生活することを選んだ。
猫は人と少し距離を置いて、それでも離れることなく、様々な迫害を生き延びて、人の側にいる。
それは猫とって都合がよい、生き延びられる環境が整っているからだろう。

私は、外で自由に生活していた３頭を捕獲して、健康な身体にメスを入れ不妊手術して、室内に閉じこめて飼っている。
どんなにキレイな言葉でオブラートしても、これが事実。

小町に惚れてしまって、小町を守りたくて。
これが私の取った行動。
これが、私が考える『小町を守れる』やり方。

あぅぅ。今日はこんな記事を見つけたおかげで支離滅裂です（とほほ。